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アメリカの住所表記について

 

カリフォルニア工務店、LAブランチのYusukeです。

東京で暮らしていた自分が、どうしてアメリカに移住したのか?

実際のカリフォルニアでのライフスタイルから感じる事、

日本で体現できるカリフォルニア的ライフスタイルなど、

様々な情報などをお伝えしていきます。

 

 

 

今回はアメリカの住所表記のルールについてお話ししましょう。

アメリカの友人などに手紙や荷物を送った事がある人ならご存知の通り、

日本とアメリカの住所表記は基本的には並びが逆です。

 

氏名に関しても、日本とは順番が逆だし、

年月日、に関しても、アメリカでは月日年となったり、

色々と順番が変わるのが面白いですね。

 

今回テーマにする住所表記も全てが逆です。

 

日本なら、

郵便番号、都道府県、市や郡、街の名称、番地、部屋番号となりますが、

アメリカの場合は

地番、通りの名前、部屋番号、市の名称、州の名称、郵便番号。

 

個人的な感覚では、日本の方が全体の並びでは

大きなエリアの都道府県から分類して行くので、分かりやすいなーとも思いますが、

ただし、最後の地番の付け方まで考えると、

アメリカの方がGoogle Mapなどが無い時代には、

はるかに住所を特定しやすいルールとなっていたと思います。

 

というのも、日本の何丁目/何番地/何号という表記は

エリアの中に、おおよその順番で番号が振り分けられていますので

実際に探し出すのが大変な事があると感じます。

しかしアメリカの地番は1桁から長い場合で5桁までの数字が並んでいて、

その番号は地番の次に示される通りの名前に紐づいているのです。

この全ての通りに名前が付けられているというのが、

アメリカの住居表示を簡単にしている大きな理由です。

 

例えば、ワシントン・ストリートという道路には、

1から順番に数字が割り振られていて、

その数字は同じ通りの終わりに向かって大きくなっていきます。

ですので、ある市の中でその名前の通りを見つければ、

番号を辿っていく事で、その住所を簡単に見つけ出す事ができます。

さらに言うと、その通りの左右に振り分けられた番号は

片側が奇数、片側が偶数、と決められているので、

地番が分かれば、通りのどちら側にあるのかを特性できるので

走りながら目的地を見つけるのはさらに簡単なのです。

 

また、上記で例に出したワシントン・ストリートという名称は、

全米に同じ名前の通りがたくさんありますが、

一つの市にワシントン・ストリートは1本しか無い、

というルールになっていますので、同じ住所は存在しません。

さらにワシントンや、メイン、ブロードウェイなどという

よくある通りの名前は、後ろにつく通りの名前で分類されています。

例を挙げると、同じ市の中に

ワシントン・ストリート

ワシントン・ブルバード

ワシントン・アベニュー

ワシントン・ドライブ

ワシントン・ロード

などなどと、同じワシントンという名前の通りでも

必ず違いがあるように設定されているので安心です。

 

また、よく聞くLAのカウンティやオレンジ・カウンティ、

このカウンティというのは、日本の都道府県的な大きさの範囲を指しますが

カウンティは住所表記には加えません。

それは一つの州に同じ名前の市が一つしか無いので

市を特定できるからです。

 

次に郵便番号に関してですが、5桁の数字が設定されていて、

メインランド(アメリカ本土)の場合は、東の州が頭文字が0から始まり、

西に行くに従って、数字が増えて行きます。

ちなみにカリフォルニアは西の端なので9からスタート。

2つ目の数字はおおよそのエリアを表しますので、

LA周辺は0か1、オレンジカウンティやサンディエゴは2,

サンフランシスコなどの北カリフォルニア周辺は4や5となっています。

 

 

最後に郵便物に宛名を書く場合、

日本人はもともと丁寧だし、日本の学校で丁寧な書き方を教わるので、

名前の前にMrs.やMr.  Dearなどと書いてしまいがちですが、

手紙の場合は敬称をつけずに、ほとんどの場合、ファーストネームだけ書きます。

いわゆる呼び捨て状態だけど、誰でもフレンドリーに接するアメリカらしい表現ですね。

 

Eメールの場合も同様で、

Mr.やMrs.なんて敬称をつけるのは、本当になにかしらの立場がある相手だけで、

大半がHi Ashely!  や Hello Jack! みたいな感じで

ビジネスの場合でもフレンドリーに書き出します。

ノリがいいですよね!

もちろん日本のEmailや書類のように

「いつもお世話になっております」 的な挨拶は全く無く、いきなり本題スタート。

ですから、Emailは本当に簡潔に済ませる事ができます。

 

国民性や習慣により、

フレンドリーだったり、合理的だったりと、アメリカでのやりとりは、

いろんな事がスピーディに進んでいく感じがして、

ボクはそういう習慣やカルチャーが大好きです。

皆さんはどうですか?

 

 

そんなワケで、本日も良い一日を!

Have a wonderful day!

 

Yusuke Makino

カリフォルニア工務店LAブランチ

カリフォルニア・スタイル現地編集長