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“ロス”とは呼ぶのは

やめましょう

 

 

カリフォルニア工務店、LAブランチのYusukeです。

東京で暮らしていた自分が、どうしてカリフォルニアに移住したのか?

実際のカリフォルニアでのライフスタイルから感じる事、

日本で体現できるカリフォルニア的ライフスタイルなど、

様々な情報などをお伝えしていきます。

今回は、以前からすごく不思議に思っていた、

日本の社会で使われる“ロス”という言葉について。

 

カリフォルニアの主要都市ロサンジェルスの事を指して、

日本ではこう呼ぶ人がとても多い事を不思議に感じます。

しかもTVでも、民法だけでなく国営放送までが“ロス”と連呼するのは、

正直なところメディアの仕事に関わる業界人として大丈夫なのか?と呆れてしまうレベルです・・・・・

ちなみに、ロサンジェルス現地に住んでいる日本人でも“ロス”という人が居るほどですが・・・ 苦笑

 

Los Angelesはスペイン語に由来した地名で、エンジェル/天使という意味です。

英語に訳すと “The Angel”という事は、LOSは定冠詞であるTHEを意味する言葉なので、

アメリカ旅行中に 「ロスに初めて来ました」などとアメリカ人に言おうものなら、

“The” って何?となって、相手の頭の中は???でいっぱいになります。

 

 

しかもLosから始まる地名は他にもたくさんあるので、場所の短縮形として使っても、絶対に通じません。

ですのでカリフォルニア好きの皆さんは、今日から絶対に“ロス”と呼ぶのはやめましょう。 笑

 

ちなみにアメリカ人がロサンジェルスの事を表す時には、L.A.(エルエー)と頭文字で呼ぶ事が大半ですが、

もちろんロサンジェルスと言ってもOK。

 

さて、今回はそんなおかしな和製英語の話から入りましたが、アメリカでは他にも絶対に通じない和製英語があるので、

こちらに来る計画がある人は、事前に調べておいてもいいですね。

 

ちなみに、食事に関係する言葉では、下記も絶対に通じないので、要注意ですよ。

 

  • アメリカンドッグ → Corn dog(コーンドッグ)

これは、一瞬言っちゃいそうになりますが、

American Dogだと、アメリカ産の犬種を指す事になるので、アメリカンドッグを食べたい、とか言っちゃうとやばいですよね。

 

  • バイキング → Buffet (バフェ)

これは日本特有の呼び方で、1957年に帝国ホテルで食べ放題スタイルの料理を出した時に北欧スタイルの豪快な食べ方と、

当時公開されていた海賊映画“バイキング”の名前にインスパイアされてインペリアル・バイキングという名前の

食べ放題メニューが提供された事によるものだそうです。

日本でもこのスタイルを一部でブッフェと呼ぶ事がありますが、Buffet(ブッフェ)はフランス語を語源としたもので、

英語圏ではバフェと発音します。

 

  • コック  →  Chef (シェフ)

日本でも料理人を表すのはシェフが定着してきましたね。

昔から料理人の事をコックさん、とも呼ぶことがありますが、

英語でコックは卑猥なスラングでもあるので、これは絶対に間違わないように気をつけましょう!

 

 

その他にも面白い和製英語や、その和製英語が生まれた面白い理由などもあるので、

今後も機会があれば、ご紹介して行きます。

 

さて、さらに今回は家に関する言葉を英語でチェックしてみましょう。

知っている言葉や日本語でも同じ呼び方をするものもたくさんあります。

以下、ざっと例をあげますね。

 

 

門 → Gate(ゲート)

玄関ドア → Entrance Door (エントランスドア)

呼び鈴 → Door Bell(ドアベル)

郵便ポスト → Mailbox (メールボックス)

トイレ → Bathroom(バスルーム、トイレットは便器単体の事を言う場合)

ダウンライト → Recessed Light(リセスドライト)

廊下 → Hallway(ホールウェイ)

庭 → Yard(ヤード)

煙突 → Chimney(チムニー)

天窓 → Skylight(スカイライト)

屋根裏部屋 → Attic(アティック)

出窓 → Bay window(ベイウインドゥ)

暖炉 → Fireplace(ファイヤープレイス)

階段 → Stairways(ステアウェイズ)

駐車場までのアプローチ → Driveway(ドライブウェイ)

花ブロック → Screen Block(スクリーンブロック)

 

こうして見ると、スカイライトやベイウインドウなど英語には素敵な表現がたくさんありますね。

好きなカテゴリーに関する言葉を英語で調べてみるのも、良い機会になると思います。

 

 

カリフォルニア工務店では、こうしたカリフォルニアやアメリカの文化も含めた

住宅や暮らし方の提案をこれからも続けていきますね。

 

 

Have a wonderful day!

 

Yusuke Makino

カリフォルニア工務店LAブランチ

カリフォルニア・スタイル現地編集長