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Real Lifestyle from So-Cal Vol.5

『僕たちは、何のために生きている?』

 

カリフォルニア工務店、LAブランチのYusukeです。

東京で暮らしていた自分が、どうしてカリフォルニアに移住したのか?

実際のカリフォルニアでのライフスタイルから感じる事、

日本で体現できるカリフォルニア的ライフスタイルなど、

様々な情報などをお伝えしていきます。

 

 

今回はちょっと自分よりの話をします。

個人的な想いで、言い切ってしまう部分もありますので、

賛同できない方は、読み流して下さいね。

 

 

私達人間は、好きなものの嗜好などに関して、

おおよその方向性が決まっているような気がします。

 

色の中ではブルーが好き

山より海に行きたい

食べ物の嗜好はこんな感じ

お気に入りの音楽のジャンルはコレ

西洋文化より日本文化が好き・・・・ などなど

 

もちろん、決めきれない事もたくさんありますが、

おおよその方向性は各個人によって、

決まっているのではないかと想像しています。

 

 

ちなみに僕は日本の文化よりは、

欧米文化の方が圧倒的に好きです。

たぶんカッコいいデザインが好きなので、

アルファベットだけの生活に憧れているというのもありますね。

しかもヨーロッパの文化より

アメリカが大好きなのです。

 

クルマに例えると、

高性能なポルシェや、ため息がでるほど美しいフェラーリも良いですが、

泥まみれのバハバグ(VWビートルのオフローダー)の方が、

僕の場合、よっぽど心に刺さります。

 

もちろん古いクルマで比較すると、

ヴィンテージな欧州車も美しいけど

60年代のアメリカン・マッスルカーが、たまらなく好きですね。

68 Mustang GTとか、70年のCuda

この辺りはツボすぎて、やばいくらいに大好きです。

途方もなく値段が上がっちゃって、買えないけど。 笑

 

 

ちょっとクルマの話にそれてしまいましたが、

その他も含め、ラフでカッコいいアメリカの文化にとても憧れていました。

そして、いつかはアメリカで暮らしたいな・・・ とも思うように。

 

やはり自分は根っからアメリカが好きなのだと思うのですが、

こういうのは人それぞれで、

アメリカよりヨーロッパが好きな人もいれば、

アメリカもいいけど、暮らすのは日本だよね、というのも理解が出来ます。

 

現在、世界には200近い国があって、

地域ごとに傾向はあれど、それぞれの国の特徴があると思います。

そんな中、ニッポンという国はとても特別な国で、

言い換えると、特殊な文化の、変わった国なのではないでしょうか?

美しい景観を楽しめ、食事の平均点がとても高い美食の国、

大半の人々は礼儀正しく、正直な国民性など、

良い部分がたくさんあると思います。

 

でも、僕はそんなキチンとした暮らしができる日本より

かなり荒っぽくて、治安面では不安があっても

大好きな文化のアメリカに住む事を夢見て、

最終的には、ロサンジェルスへの移住を実行しました。

 

もちろん漠然とアメリカで暮らすという、

なんとなくその感じに憧れていただけかもしれませんが、

その原動力となっているのは、

上記のカッコよさだけではないと思います。

 

 

自分の中でもまだ答えは見つかっていませんが、

何のために暮らしているのか?

何のために生きているのか?

という事を考える事も大切だと思います。

 

アメリカでの生活、言い換えるとアメリカ人は

はそれに対して、明確な答えを持っていると思います。

 

“楽しむために、生きている” のさ、と彼らは答えるでしょう。

 

コレがアメリカ人を含む多くの欧米人、

さらに言うと、

日本以外の多くの国の人々の感覚なのではないか?

と思う事があります。

 

こんな感覚を、自分の場合は色々な側面を見ながら、

アメリカの暮らしや、アメリカ人の生き様から感じ取って来ました。

 

言語の持つ力や、国土の雰囲気、

そしてもちろん歴史や文化など、

様々なファクターがそうした国民性を作ってきたのだと思います。

 

まだ自分の渡米前の事ですが、

アメリカの東海岸に取材のため出張に行きました。

何でもない平日の午後7時過ぎの事です、

宿泊先のホテルのレストランでは

初老のカップルが集まり、ダンスパーティが始まったのです。

そのまるで映画の1シーンのような光景が

あまりに衝撃的だったのを、今でも覚えています。

 

特別な日でもない、平凡な平日に

こうして夫婦やカップルがダンスに興じている。

この日常こそがアメリカ文化に根付いている

ハッピーを生み出す感覚なのか?

と、本当に衝撃を受けたのです。

 

 

さて逆に、私達ニッポンジンはどうでしょう?

 

ともすれば、日々の業務や雑用に追われ、

楽しむ事を忘れていたり、そもそもそんな時間が無かったり、

楽しむ、という感覚を感じない毎日を

過ごしてしまっている事はないですか?

東京に居た頃は、自分もそんな時期がありました。

 

 

とても辛辣な個人の意見になってしまいますが、

日本で暮らしていると、ある一定の割合の人は

 

“生きるために、生きているだけ”

 

この感覚に陥ってしまっていないかと

心配になる事があります。

 

もちろん、日々の業務内容や

様々な要因で、楽しむ事は難しい、

というシチュエーションもあります。

 

ただし心のどこかに、わずかでもゆとりを持って

楽しむ事を思い出してみてはどうでしょう?

 

自分は雑誌編集のハードな現場で働いていた時、

毎日サンセットの時間にタイマーをセットしておき、

かならず編集部のテラスに出て、夕陽だけは見るようにして

リフレッシュしていた事があります。

とても些細な時間だったけど、

自分にとってはほっと一息をついて、

楽しめた時間だった事を思い出します。

 

 

もしあなたが、昔の僕と同じように忙しさに撲殺されていたり、

万が一、楽しむ事を忘れていたりしていたなら、

ほんの少しでもよいので、

心がほっとする時間を作ってみてはどうでしょう?

 

Happy がHappyを呼ぶ連鎖を引き起こし

仕事の効率も上がって、

楽しめる時間を取り戻せるかもしれません。

 

“人生を楽しむために、生きる”

 

当たり前のこの感覚と共に、毎日を過ごせたらいいですね。

 

Have a wonderful day!

 

Yusuke Makino

カリフォルニア工務店LAブランチ

カリフォルニア・スタイル現地編集長